贈り物にかける「のし紙(かけ紙)」。色々種類がありますが、よく使われるものについて利用シーンと表書きの種類をまとめました。
地域によって慣習が異なる場合もありますので、贈り先の慣習を確認してから贈られることをお勧めします。
また、当ショップではここに挙げた以外の表書きにも対応可能ですので、ご注文の際「その他熨斗に関して」欄にご記入ください。
「のし」とは?
長寿をもたらす縁起物として、贈り物に「熨斗鮑(のしあわび)」をつけていたのが簡略化し、紙を折った
「折り熨斗」や、折り熨斗を模して印刷した「印刷熨斗」が用いられるようになったもの。贈り物にかける「かけ紙」に、熨斗と水引を印刷したものが「のし紙」と呼ばれる。
何度もほどいては結びなおしができる「蝶結び」は、出産や、各種内祝い、記念、お中元やお歳暮など、何度あっても良い慶事に用います。
表書きの種類と用途
- ( 無地 )※表書きなし
- 訪問先への手土産や、ささやかな記念品、贈り物などに。
- 御礼
- お世話になった方に感謝の気持ちを表すときに。
- 御挨拶
- 引っ越し後のあいさつ回りなどに。
- 御祝
- 婚礼以外の一般的なお祝いごとに。
- 内祝
- 婚礼以外の一般的なお祝いごとに対するお返しに。
- 御出産祝
- 出産された方へのお祝いに。
- 出産内祝
- 出産祝いをいただいたときのお返しに。
- 御中元
- お世話になった方や、仕事でお付き合いのある方へ、7月はじめからお盆前(8/15頃)までに贈るのが一般的です。時期が遅れた場合には「残暑御見舞」とします。
- 御歳暮
- お世話になった方や、仕事でお付き合いのある方へ、12月のはじめから12月末までに贈るのが一般的です。
- 御年賀
- 1月1日から松の内(地域によって異なり、1/7〜1/15頃)までに贈るのが一般的です。時期が遅れた場合や相手が喪中の時には「寒中御見舞」とします。
固く結んでほどけない「結び切り」は、結婚内祝いなど1度きりにしたい御祝に用います。
表書きの種類
- 御結婚御祝
- 結婚祝いの品を贈る際に。
- 寿
- 結婚式の出席者にお配りする引き菓子に用います。
- 結婚内祝
- 結婚祝いの品をいただいた際のお返しに。
不祝儀事全般に用います。1度きりであることを願って「結び切り」を用い、引き延ばしたくない不祝儀事なので『のし」はつけません。
表書きの種類
- 御霊前
- ほぼすべての宗教のご法要に。仏式の場合は四十九日まで用いる。
- 御仏前
- 仏式の場合に、四十九日以降の法事・法要の御供えに。
- 御供
- 法事・法要の御供えに。仏式の場合は四十九日以降に。
- 志
- 法事・法要の香典返しや引出物に。
内のし、外のしについて
品物の箱に直接のし紙をかけるのを「内のし」、品物を包装紙で包んだ上からのし紙をかけるのを「外のし」といいます。
当店ではとくにご指定のない場合は「内のし」でご用意させていただきます。
「外のし」をご希望の場合は、ご注文の際「その他熨斗に関して」欄にご記入ください。
贈る側も、贈られる側も笑顔になれる「お菓子」。ご用途、ご予算にあわせて最適な品をお選びください。